保精郎(hoshirou)について

木材を使用した家具や小物、敷居、鴨居、カウンターなど製作しています。
木材は人や環境に優しい素材だと思います。色合い、香り、質感と、その変化などを楽しんで頂けるよう心掛けております。

良い状態を
ながく保てるようなものづくりを

ひとつひとつの木材を観察して、良い状態をながく保てるように、その材料に合ったつくり方をしております。

のこぎりで板を割く
自社の乾燥室に入れ確認
割いた板同士をあわせ、接着し圧着固定
板接ぎ(幅の広い板をつくる為に何枚かの板を接着し広くすること)
木材の収縮を考慮して、鉋ですり合わせる
両端から少し離れたところから隙間(写真中央)を開けて接着し圧着固定
テーブルの天板
吸い付き桟(天板の反りを軽減する役割)
吸い付き桟を入れ、同時に板接ぎ
接着剤を塗布しビスケット(ずれ止め)を入れる
クランプで寄せる
はみ出した接着剤を拭き取り圧着固定
テーブルの脚の加工
のこぎりでほぞ加工
剣先で接地面の調整
天板と脚に接着剤を塗布
クランプで圧着固定
天板を鉋で仕上げる
塗装(必要な場合)などして完成へ
道具の手入れ 鉋の研ぎ

基本的に製作は一人で行っております。接着、乾燥など待つ工程も含め、ひとつひとつの工程を大事にしておりますので、製作にはある程度の日数を頂いております。
少しでも依頼主のご希望に添える様に、日々精進しながら良い出会いをお待ちしております。

使い手と出会う木材で、
今のくらしに合ったものづくりを

2020年 12月末日
保精郎 高橋裕也